柿の葉茶の作り方を知りたいと思っている方へ。
柿の葉。周りにたくさんありますよね?作りましょう!
もちろん、採る許可は得てくださいね。
栄養豊富な柿の葉を使ったお茶は、家庭で手軽に楽しめる健康飲料として人気があります。
この記事では、「蒸す」「蒸さない」「電子レンジ」を使った3つの方法で簡単に作れる柿の葉茶の手順を詳しく解説します。
また、柿の葉茶だけでなく、柿の葉を使ったリキュール「柿の葉酒」の作り方や、冷茶やミルクティーなど色々な飲み方のアレンジ方法も紹介します。
これを読めば、あなたも簡単に美味しい柿の葉茶を楽しむことができるでしょう。
- 柿の葉茶を「蒸す」「蒸さない」「電子レンジ」を使った3つの簡単な作り方
- 柿の葉茶の飲み方やアレンジ方法
- 柿の葉を使ったリキュール「柿の葉酒」の作り方
- 柿の葉茶を美味しく作るためのポイントとコツ
柿の葉茶の作り方は簡単
柿の葉茶は、栄養価が高くビタミンCが豊富なお茶として知られていますが、とても簡単に作れるんです。
ここでは、柿の葉を使ってお茶を作る手順を初心者向けに詳しく説明します。
柿の葉茶の作り方について、蒸す場合、蒸さない場合、電子レンジで乾燥させる場合の3つの方法を、それぞれの手順ごとに詳しく説明します。
使用する道具:
- 剪定バサミ(葉を収穫するため)
- 大きなザルまたはバット(乾燥用)
- 包丁とまな板(葉を刻むため)
1. 柿の葉の収穫
適した時期:
6月から8月が最適です。この時期は葉が柔らかく、栄養価も高いです。
手順:
葉の選び方:
健康な柿の木から、緑が濃くて柔らかい若葉を選びましょう。病気や虫食いがないものを選ぶのがポイントです。
収穫方法:
手で葉を摘み取るか、剪定バサミを使って慎重に切り取ります。葉柄を少し残すと、乾燥時に扱いやすくなります。
注意点:
収穫した葉は、できるだけ早く次の工程に移るようにしましょう。放置すると鮮度が落ちてしまいます。
2. 柿の葉の切り方
手順:
- 洗浄:収穫した葉を冷水でよく洗い、汚れや虫を取り除きます。洗った後、しっかりと水気を切ります。
- 茎の処理:葉の茎の部分を取り除きますが、茶葉を作る際には少し茎を残しても構いません。
- 刻み方:葉を重ねて、細く均一に刻みます。幅は1〜2mm程度が理想です。細かく刻むことで、乾燥が早く均一になります。
注意点:
刻む際に、葉が滑らないようにしっかりと抑えながら切りましょう。包丁を使う際は、指を切らないよう注意が必要です。
ここまでは一緒
「3.」から「蒸す」「蒸さない」「電子レンジ」それぞれ書きます
柿の葉を蒸すやり方
追加で使用する道具:蒸し器
3. 蒸す
刻んだ葉を蒸し器に入れ、約2〜3分蒸します。
葉がしんなりとして、鮮やかな緑色になればOKです。蒸しすぎないように注意しましょう。
4. 乾燥
蒸した葉を広げて、天日干しまたは室内で乾燥させます。
晴天の日に直射日光が当たる場所で2〜3日間干すか、オーブンを使って100℃前後で30分〜1時間かけて乾燥させます。
湿気が残らないようにしっかり乾燥させてください。
柿の葉を蒸さないやり方
3. 乾燥
刻んだ葉を広げ、天日干しまたは室内で乾燥させます。
蒸さない場合でも、天日干しの場合は2〜3日間、オーブンの場合は100℃前後で30分かけて乾燥させます。
4. 炒り(オプション)
乾燥した葉をフライパンで軽く炒ることもできます。中火で3〜5分程度炒り、香りを引き出します。
柿の葉を電子レンジで乾燥させるやり方
追加で使用する道具:電子レンジ、耐熱皿、ペーパータオル
3. 電子レンジで乾燥
刻んだ葉をペーパータオルで包み、耐熱皿に広げます。
電子レンジで600Wの設定で1〜2分加熱します。様子を見ながら、完全に乾燥するまで繰り返します。焦げないように注意してください。
4. 炒り(オプション)
電子レンジで乾燥させた後、フライパンで軽く炒って香りを引き出すことも可能です。
どんな味の違い?
- 蒸す方法:風味や栄養価を保持しやすく、緑茶に近い風味になります。
- 蒸さない方法:作業が簡単で、自然な風味が楽しめます。
- 電子レンジを使う方法:手軽で時間が短縮できますが、注意して加熱する必要があります。
各方法ともに、最終的にはしっかりと乾燥させることが美味しい柿の葉茶を作るポイントです。
どの方法も試して、自分の好みに合った方法を見つけてください。
柿の葉茶の飲み方
柿の葉茶を美味しく飲むための方法を、詳細に説明します。
柿の葉茶は風味が穏やかで、ほのかな甘みが特徴のお茶です。
お茶として飲むだけでなく、さまざまなアレンジも楽しめます。
基本の柿の葉茶の淹れ方
用意するもの:
- 柿の葉茶(乾燥させた葉)
- ティーポット
- 茶こし
- 湯飲みまたはカップ
- 熱湯(約90℃)
手順:
1. ティーポットに茶葉を入れる:
ティースプーン1杯(約2g)の柿の葉茶をティーポットに入れます。濃い目が好きな場合は、少し多めに入れても良いです。
2. お湯を注ぐ:
熱湯(約90℃)をティーポットに注ぎます。沸騰したての水を少し冷ましてから注ぐと、葉の風味が引き立ちます。
3. 蒸らす:
3〜5分間蒸らします。蒸らす時間によって、風味が変わるので、お好みに応じて調整してください。短い時間ならさっぱり、長い時間なら濃厚な味わいになります。
4. 茶こしで注ぐ:
蒸らし終えたら、茶こしを使ってカップにお茶を注ぎます。
5. 飲む:
熱いうちに、風味を楽しみながらゆっくりと飲みます。冷めても美味しいので、冷茶としても楽しめます。
柿の葉茶のアレンジ方法
柿の葉茶はシンプルに飲むだけでなく、さまざまなアレンジを楽しむことができます。
自分の好みに合った飲み方を見つけて、美味しく楽しんでください。
柿の葉茶の冷茶
基本の淹れ方で濃い目に淹れた柿の葉茶を、冷ましてから冷蔵庫で冷やします。
氷を入れても良いですが、風味が薄まらないように注意してください。暑い季節には爽やかな冷茶として楽しめます。
柿の葉茶のミルクティー
用意するもの:
- 濃いめに淹れた柿の葉茶
- ミルク(牛乳、豆乳、アーモンドミルクなど)
- はちみつまたは砂糖(お好みで)
手順:
1. 柿の葉茶を通常よりも少し濃い目に淹れます。
2. 温めたミルクを1:1の割合で混ぜます。
3. お好みではちみつや砂糖を加えて甘さを調整します。やさしい甘みと柿の葉の風味がマッチして、美味しいミルクティーになります。
柿の葉茶のレモンティー
用意するもの:
- 柿の葉茶
- レモンスライスまたはレモン汁
- はちみつ(お好みで)
手順:
1. 基本の柿の葉茶を淹れます。
2. レモンスライスをカップに浮かべるか、レモン汁を数滴垂らします。
3. お好みではちみつを加えて、甘みを足します。レモンの酸味が加わり、爽やかな風味が楽しめます。
柿の葉茶の炭酸割り
用意するもの:
- 柿の葉茶
- 炭酸水
- レモンやミント(お好みで)
手順:
1. 柿の葉茶を濃い目に淹れ、冷ましておきます。
2. グラスに柿の葉茶を注ぎ、炭酸水を注ぎます(1:1の割合がおすすめ)。
3. レモンやミントを添えると、爽やかさが増します。夏にぴったりの清涼感のある飲み物になります。
注意点
温度:熱湯の温度が高すぎると、葉の苦味が出やすくなるため、90℃程度に冷ましたお湯を使うのがおすすめです。
蒸らし時間:長すぎると渋みが出る場合があるので、最初は3分程度から試し、自分の好みの時間を見つけましょう。
保存:淹れたお茶は冷蔵庫で保存し、できるだけ早く飲み切るようにしてください。
柿の葉酒の作り方(生の葉を使う場合)
柿の葉酒は、柿の葉の豊富な栄養素と風味を楽しむことができる伝統的なリキュールです。
ここでは、柿の葉酒の作り方を詳しく説明します。
用意するもの:
- 柿の葉:生の新鮮な葉100g(6月から8月に収穫したものがおすすめ)
- ホワイトリカー:35度 1.8リットル(焼酎でも代用可能)
- 氷砂糖:200~300g(お好みによって調整)
- レモン:1個(スライスしたもの、オプション)
柿の葉の切り方
水分が取れた柿の葉をハサミまたは包丁で5cm程度の大きさにざっくりと切ります。
細かく切る必要はありませんが、葉が大きすぎると瓶に詰めづらいので適度に小さくします。
材料を瓶に詰める
瓶の準備:
ガラス製の大きな瓶を用意します。清潔にして、熱湯消毒やアルコール消毒を行っておくと安心です。
柿の葉を詰める:
瓶の中に、切った柿の葉を入れます。葉がしっかり入るように軽く押し込んでも構いません。
氷砂糖を加える:
柿の葉の上に氷砂糖を入れます。砂糖の量はお好みですが、200〜300g程度が一般的です。
甘さを控えめにしたい場合は少なめに、甘めが好きな場合は多めに入れてください。
ホワイトリカーを注ぐ:
瓶の中にホワイトリカーをゆっくりと注ぎます。
柿の葉が完全にリカーに浸るようにします。
オプションで、スライスしたレモンを加えると風味が引き立ちます。
熟成
密封と保存:
瓶の蓋をしっかりと締めて密封します。
光を避け、涼しい場所で保存します。直射日光が当たらない暗所が理想的です。
熟成期間:
3ヶ月から6ヶ月ほど熟成させます。
最初の1ヶ月は週に一度、瓶を軽く揺すって中身を均一にします。
その後は月に一度程度で十分です。
完成と濾過
濾す:
熟成が終わったら、柿の葉と氷砂糖を取り除くために、リキュールを清潔な布やキッチンタオルで濾します。
保存:
濾した柿の葉酒を新しい清潔な瓶に移し替え、密閉して保存します。この状態でさらに1ヶ月ほど熟成させると味が落ち着きます。
飲み方
そのまま飲む:
ストレートで飲むと、柿の葉の風味がしっかり楽しめます。グラスに少量を注いで、冷やしていただくと美味しいです。
水割りや炭酸割り:
水や炭酸水で割ってもさっぱりとした味わいを楽しめます。お好みでレモンスライスやミントを添えると、さらに風味が引き立ちます。
カクテルのベースに:
柿の葉酒を他のリキュールと混ぜてオリジナルのカクテルを作ることもできます。
注意点
保存場所:
光に弱いため、直射日光の当たらない場所で保存してください。冷暗所が理想的です。
使用するリカー:
ホワイトリカーの代わりに焼酎を使う場合は、味や風味が変わることがありますので、お好みに合わせて選んでください。
まとめ
柿の葉酒は、作る過程を楽しみながら、自分好みの風味に仕上げることができる手作りリキュールです。
じっくりと時間をかけて熟成させることで、柿の葉の豊かな香りと甘みを引き出した、特別な一杯を楽しむことができます。
ぜひ挑戦してみてください。
柿の葉酒 生の葉と乾燥させた葉の違いは?
柿の葉茶を使っても柿の葉酒は造れます
柿の葉酒を作る際には、生の柿の葉を使う方法と、乾燥させた柿の葉(柿の葉茶)を使う方法の両方があります。
どちらの方法を使うかによって、風味や香りが少し異なりますので、それぞれの特徴と作り方を簡単に説明します。
生の柿の葉を使う方法
生の柿の葉を使うと、よりフレッシュで青々とした風味が楽しめます。
葉に含まれる栄養素がそのまま抽出されるため、健康効果が期待できます。
柿の葉茶を使う方法
柿の葉茶を使うと、乾燥された葉の風味がリキュールに移り、香ばしく落ち着いた味わいが楽しめます。
乾燥させる過程で酸化が進んでいるため、色がやや濃く風味が深まります。
どちらを選ぶか?
フレッシュな風味が好みなら、生の柿の葉を使う方法がおすすめです。
深みのある風味や香ばしさを楽しみたい場合は、柿の葉茶を使う方法が適しています。
どちらの方法でも、最終的な味わいは熟成の仕方や時間によって変わってくるので、自分の好みに合わせて選んでください。
まとめ:柿の葉茶の作り方は簡単 蒸さないで電子レンジでもOK!色々な飲み方も伝授します
- 柿の葉茶は栄養価が高くビタミンCが豊富な健康茶である
- 6月から8月に収穫した若葉が適している
- 葉は剪定バサミで収穫し、汚れを洗い流す
- 葉は1〜2mm幅に細かく刻むと乾燥が早い
- 蒸す方法では葉を2〜3分蒸してから乾燥させる
- 蒸さない場合はそのまま天日干しやオーブンで乾燥させる
- 電子レンジを使う場合は600Wで1〜2分加熱し乾燥させる
- 乾燥後は炒って香りを引き出すことも可能
- 蒸す方法は緑茶に近い風味になる
- 蒸さない方法は自然な風味が楽しめる
- 電子レンジを使うと手軽に短時間で作れる
- お茶を淹れる際は90℃程度の熱湯を使用する
- 柿の葉茶は冷茶やミルクティーにもアレンジできる
- 保存は冷暗所で行い、早めに飲み切ることが重要
- 柿の葉酒も作ることができ、フレッシュな風味が楽しめる